給料が上がらない。将来の収入が不安なときに、まず確かめたいこと

給料が上がらず、将来の収入に不安を感じるとき、今の会社で何が変われば昇給するのか、そこへ現実的に届くのか、その上げ方を自分が望むのかを整理します。

給料のことを考えるのは、給料日だけではありません。

たとえば、パートナーと何気なく、

「来年くらい、一緒に住めたらいいね」

という話をしたとき。

楽しみな話のはずなのに、そのあとで家賃を調べる。

今より広い部屋にすると、どれくらいかかるんだろう。

引っ越しにもお金がかかる。

毎月の生活費を払って、貯金もするとしたら、いくら残るだろう。

そうやって計算しているうちに、

「今の給料、この先もう少し増えるのかな」

と仕事のことを考え始める。

こういう不安が出る場面は、人によって違います。

何か生活を変えたいと思ったときに、

「今と同じくらいの余裕が、この先も続くのかな」

と気になることがあります。

今困っていなくても、「余裕が増えていかない」ことは気になる

給料への不満というと、

「もっと高い給料がほしい」

という話に見えます。

もちろん、それもあります。

でも、欲しいものが高級なものとは限りません。

毎月、もう少し貯金できたら。

何かやってみたいと思ったときに、お金のことだけで諦めなくて済んだら。

そういう余裕がほしいこともあります。

今の生活に何か一つ足そうとすると、急に余裕がなくなる。

仕事には少しずつ慣れているのに、生活の余裕はあまり変わっていない。

生活できることと、これから何かを選べることは、少し違います。

普段はあまり気にしていなくても、何か新しいことをしたいと思った瞬間に、

「この先も、このくらいなのかな」

という不安が出てくることがあります。

給料が上がらないと、「この先も同じ」に見えてくる

評価面談では、

「よくやっている」

「前より任せられることが増えた」

と言われた。

自分でも、入社したころと同じ働き方ではないと思う。

それでも、給料は思っていたほど変わっていない。

特に分かりにくいのが、評価と給料のつながりです。

評価が悪かったわけではない。

かといって、何をすれば次はもっと上がるのかも分からない。

そうなると、

「もっと頑張ればいいのかな」

と思っても、その「もっと」が何なのか見えません。

給料が上がらないことそのものより、

この先どうすれば変わるのか分からないこと

が、不安を大きくしている場合があります。

今の会社で、何が変われば給料は上がるのか

では、今の会社で給料を上げるには、何が必要なのでしょうか。

評価が上がれば変わるのか。

次の等級へ上がる必要があるのか。

役職につけば大きく変わるのか。

改めて考えると、意外と説明できないことがあります。

毎年、評価面談はある。

昇給も一応ある。

でも、

「自分があと何をできるようになれば、給料が変わるのか」

となるとよく分からない。

会社側から細かく説明されていないこともあるし、制度はあっても普段ほとんど意識していないこともあります。

だから、一度確かめたいことがあります。

今の会社で給料を上げるには、何が変われば上がるのか。

自分の言葉で説明できるでしょうか。

「次の等級へ上がれば給与が変わる」

「役職が付くまでは大きく増えない」

そこまで分かれば、少なくとも今より先は見えやすくなります。

上がる道があっても、その道を自分が取りたいとは限らない

給料が上がる条件が分かれば、それで全部解決するわけでもありません。

たとえば、

管理職になれば給料が上がる。

転勤を伴う職種へ移れば手当が増える。

そんな道があるかもしれません。

でも、その道を知ったときに、

「それなら目指したい」

と思う人もいれば、

「そこまでして上げたいわけではないな」

と思う人もいます。

収入を増やしたいのに、そのために今より仕事の比重を大きくしたくはない。

そういうこともあります。

仕事以外の時間もほしい。

将来のために、もう少しお金を残したい。

そう思っているなら、

「その上げ方を、自分は選びたいのか」

も見た方がよさそうです。

自分が欲しい生活と、その会社で収入を上げる方法が合っているか。

そこまで分かると、「給料が上がるか」だけでは見えなかったものが出てきます。

実際にそこまで上がれそうか

もう一つ見たいのが、

その昇給が、現実的に届くところにあるか

です。

次の等級へ上がれば給料が増える。

そう分かっても、実際にどのくらいで上がれるのか分からないことがあります。

上のポストがほとんど空かないこともある。

制度に書かれているだけでは、自分が実際にそこへ上がれそうなのかまでは分かりません。

評価制度や昇格条件を確認する。

次の面談で、

「次の等級へ上がるには、何が必要ですか」

と聞いてみる。

そこで、

「思っていたより上がる可能性はありそうだ」

と分かるかもしれません。

反対に、

「ここでは、自分が望む働き方のまま収入を増やすのは難しそうだな」

と見えてくることもあります。

「この給料で大丈夫かな」の中身を、少し具体的にする

最初は、

「この給料で、この先大丈夫かな」

という一つの不安だったかもしれません。

でも、少し確認してみると、

「次の等級へ上がれば増えそうだ」

と分かるかもしれない。

反対に、

「増やすには管理職になる必要がある。でも、それは自分がしたい働き方ではない」

と分かるかもしれません。

同じ給料への不安でも、そこまで分かれば次に考えることは変わります。

今の金額だけではなく、

ここからどう変わるのか。

そして、

その変わり方を自分が望んでいるのか。

この二つが見えると、「この給料で大丈夫かな」だけで考え続けていたときとは、見えるものが変わります。